★火星と木星

二、三年に一度の割合で、火星と木星が地球を挟んで真向かいの位置関係になります。ニューヨークでテロ事件が起こった2001年の9月11日、火星と木星はこの星回りに近づいていました。ロンドンでテロ事件が起こった2005年の7月7日、二つの星はこの角度を終えたばかりでした。火星と木星は2003年の8月末にも真向かいの位置関係になりました。このとき際立った事件は起こりませんでしたが、イスラエル、インドとイラクで大規模な爆発事故が起こりました。ここ数週間にわたり、火星が東の空で上るころ、木星が西の空から上がっています。じきに二つの星は180度の角度になります。この星回りの影響は5月初旬まで続くでしょう。
木星は古来より「ものを大きくする」と言われています。木星は豊穣の惑星であり、宇宙の拡大者です。火星は争いや競争、怒りや攻撃をつかさどります。12星座が時計の文字盤だとしたら、木星と火星は12時と6時を指しています。占星術師が宇宙時計を読むとき、文字盤の数字には興味を示しません。時計の針が形成する形に注目するのです。現在、木星が火星のパワーを「増幅」しており、隠された怒りが表面化しています。その一方で火星は木星を挑発しており、通常の「気前のよさ」を過度の「太っ腹」に変えています。今は強烈な時期です。でも決して悪い意味ではありません。
1915年ごろ、グスタフ・ホルストは7楽章からなる組曲『惑星
』を作曲しました。それぞれの楽章は各惑星の雰囲気を呼び起こします。音楽を作曲する合間に、ホルストは友達や家族のために占星術のチャートを立てました。彼は火星を「戦争をもたらす者」と呼びました。木星は「歓喜をもたらす者」でした。ホルストはこれらの描写が過度に単純化されたものであることを承知していましたが、人々にメッセージをすばやく伝える助けにはなりました。今、木星と火星が真向かいの位置関係にあります。木星は歓喜以上の存在であり、火星は戦争以外にも意味を含んでいます。でも二つの星の角度があるメッセージを送っていることは確かです。そのメッセージとは「勝利を達成したかったら、喧嘩よりもユーモアに頼りなさい」ということです。