風は人の目に見えません。でも、木が頭を垂れたら、一陣の風が吹いたということが分かります。それでは、木がヘビメタファンのティーンエージャーのように頭を繰り返し振っていたら、それは何を意味するのでしょうか?二陣の風が一時に吹いたということです。風の人々同士が出会うと、二人はたちどころに打ち解けることができます。会った瞬間、竹馬の友に再会したような気持ちになるのです。二人が意見の一致を見た場合、両者はおしどりのようにぴったりと寄り添います。でも意見が違うと、サーカスのピエロ二人が一つの自転車にまたがって、反対方向に向かって一生懸命ペダルを漕ぐような状況になります。そんな時、二人の関係はそよ風転じて荒々しい台風へと変化するわけです。風の人々は、「二人の人間が違う意見を持って当然」というような考え方をしません。むしろ意見を戦わせるほうを好みます。